東武+わたらせ渓谷鐵道+バス “一筆書き”鉄道旅 「日光・足尾ルートパス」冬限定で発売

東武鉄道は、わたらせ渓谷鐵道および日光市と連携し、異なる交通機関を乗り継いで日光と足尾エリアをおトクに巡れるきっぷ「日光・足尾ルートパス」を発売します。

わたらせ渓谷鐵道WKT-500形気動車(K,Kara/Photolibrary)
わたらせ渓谷鐵道WKT-500形気動車(K,Kara/Photolibrary)

3500円で列車とバスの乗り継ぎ旅

冬の日光・足尾へより気軽に足を伸ばしてもらうことを目的に、2022年11月24日(木)〜2023年3月30日(木)の期間限定で発売されます。東武線、わたらせ渓谷鐵道線、日光市営バス(足尾JR日光線)を2日間にわたり一筆書きルートで周遊でき、さまざまな乗り物の旅を満喫することができます。

「東武日光廻り」「相老廻り」のどちらのルートで旅行するかを最初に決め、東武線のお好きな駅(東上線を除く)から入場して旅行開始です。東武線は優等列車以外の全列車、わたらせ渓谷鐵道線は普通列車に乗車可能です。特急・SL列車、トロッコ列車等に乗車する場合は別途料金が必要です。東武線内、わたらせ渓谷鐵道線内は、同一方向の乗車であれば何回でも途中下車が可能です。市営バスは券面から切り離して使う一回乗車券となっており、いったん下車すると前途は無効となります。入場した東武線の駅に戻ってきて旅行終了となりますが、これを越えて乗車する場合は別途、普通運賃が必要となります。

おねだんは大人3,500円・小児1,760円で、東武スカイツリーラインの各駅(押上駅を除く)をはじめ、大宮駅、船橋駅、館林駅、栃木駅など計55駅の窓口で発売されます。有効期間は連続する2日間ですが、2023年4月以降の利用はできません(有効区間の路線図など詳細は下の図表を参照)。

【路線図で解説】東武 おトクなきっぷ「日光・足尾ルートパス」を期間限定で発売

足尾銅山に温泉、イルミネーションも

このルートパスを購入した方限定のサービスとして、事前予約することで足尾銅山観光(栃木県日光市)の特別ガイドツアーに無料で参加することができます。同施設では、パスを提示することで入場料が100円引きとなる特典も受けられます。そのほかにも、わたらせ渓谷鐵道沿いの水沼駅温泉センター(群馬県桐生市)、富弘美術館(群馬県みどり市)での入浴・入館料割引や、日光エリアの飲食店やお土産店で受けられるサービス特典が付いています。鉄道愛好家だけでなく、観光スポットを楽しみたい方にもおすすめです。

【日帰り温泉施設】道の駅うつのみや ろまんちっく村 湯処あぐり | 床枠に玉石が敷き詰められた内風呂と鞍掛山、古賀志山、赤岩山の雄大な山並みが眺められる露天風呂があります(提供:アソビュー!)

また、2022年12月4日(日)〜2023年2月28日(火)の間、わたらせ渓谷鐵道の各駅では冬ならではのイルミネーションを楽しむことができます。地元のボランティアの方々が飾り付けを行ったもので、毎日17時以降、暗闇に浮かび上がる幻想的な情景を列車の車窓から鑑賞することができます。

東武鉄道は、今後も沿線地域の魅力の掘り起こしにより地域活性化を図っていきたいとしています。同社は栃木県、環境省などとともに「国際エコリゾート日光」の実現に取り組んでおり、環境負荷の少ない交通手段による旅を提案することで持続可能な社会への貢献を目指す考えです。