名古屋鉄道(名鉄)は、2023年NHK大河ドラマ『どうする家康』の放送開始に合わせ、徳川家康生誕の地・岡崎市を訪れるのに便利でおトクなきっぷ「どうする岡崎 家康公きっぷ」を発売します。
新たな視点で描く家康公
家康を単独で主人公とした大河ドラマは、1983年(昭和58年)放映の『徳川家康』以来、約40年ぶりとなります。脚本を手掛けたのは、映画『ALWAYS 三丁目の夕日』、ドラマ『リーガル・ハイ』『コンフィデンスマンJP』などのヒット作を手掛けた古沢良太さんです。三河国大名の子として生まれた家康が悩み、もがきながら天下を取るまでの人生を「正解のない決断を『どうする?』と迫られることの連続」という新たな視点で描きます。
古沢さんが「私の描きたい主人公像『ナイーブで頼りないプリンス』にまさにぴったり」と評すのは、家康を演じる嵐の松本潤さん。「乱世に振り回されながら、必死に生き抜き戦国の世を平定させた人物を熱く演じられたらと思います」と抱負を語り、新たな家康像を作っていくことに挑戦します。
放送にあたり、岡崎市にある既存の歴史資料館「三河武士のやかた家康館」がリニューアルされ、1年間限定の「どうする家康 岡崎 大河ドラマ館」として開業します。史実に基づいた家康の一生と三河武士について学べるほか、ドラマに登場する衣装や小道具の展示、オリジナル映像シアターなど、ドラマの世界観を体感できる仕掛けも取り入れられます(「どうする岡崎 家康公きっぷ」のセット内容、おねだんなど詳細は下の図表を参照)。
近鉄沿線からもおトク
岡崎市とタイアップして名鉄が発売する「どうする岡崎 家康公きっぷ」には、出発駅から東岡崎駅または岡崎公園前駅までの名鉄電車の往復乗車券に、この大河ドラマ館と岡崎城の入場券、特別車両券「ミューチケット」の割引券1枚がセットになっています。利用期間は、大河ドラマ館がオープンする2023年1月21日(土)〜2024年1月8日(月・祝)までとなっています。
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例として、名鉄名古屋駅発着の発売額は1,820円(大人用)で、通常の往復運賃(1,360円)と各施設の入場料(大河ドラマ館800円、岡崎城300円)の合計額(2,460円)よりも640円おトクに出かけられます。
また、このセットに、徳川家の菩提寺である大樹寺の拝観割引券と、岡崎市内の家康ゆかりの地をめぐるのに便利な「周遊バスきっぷ」を加えた「どうする岡崎 家康公周遊きっぷ」も同時発売されます。
なお、両きっぷは近畿日本鉄道(近鉄)でも発売されます。近鉄電車の出発駅から近鉄名古屋駅までの往復割引乗車券が追加でセットされ、三重県内や関西圏からのお出かけにも活用できます。例えば、近鉄四日市からの「どうする岡崎 家康公きっぷ(近鉄版)」の発売額は2,980円で、通常より760円おトクな設定となっています。
さらに、家康生誕地の玄関口となる東岡崎駅では、構内の床面や階段、ホームの駅名標が「徳川葵」の紋などで特別装飾され、観光客を歓迎する準備が整えられます。