「[WTM]鉄道・旅行ニュース」で先週、最も読まれた記事をおさらい。2021年7月25日版の週間アクセスTOP5をカウントダウンします。
東京2020オリンピック大会開会式で話題となったのは、全50競技種目の「ピクトグラム」を次々と全身でコミカルに表現するパフォーマンスです。1964年(昭和39年)の東京五輪は、言葉の壁を克服するために初めてピクトグラムが本格採用された世界的イベントであり、その歴史を尊重した演出であったと思われます。鉄道の旅客案内にも必要不可欠なもので、ピクトグラムが改めて注目された意義は大きいと思います。
5位: 500円で京王井の頭線+新宿〜明大前間が乗り放題 「いのかしら おでかけきっぷ」新登場
京王電鉄は、井の頭線(渋谷駅〜吉祥寺駅間)全線と、京王線の新宿駅〜明大前駅間が1日乗り放題となる「いのかしら おでかけきっぷ」を通年発売のおトクなきっぷに加えました。おねだんは大人500円、小児250円で、左記区間内の駅にある自動券売機で購入できます。乗り降り自由なエリアが比較的限られていますが、皆さんの関心は高いようです。
2021年7月17日(土)〜9月26日(日)には、井の頭線沿線のお店を舞台に「Meetsいのかしら~お散歩デジタルスタンプラリー~」が実施されており、同期間中はMaaSサービス「TAMa-GO(タマ・ゴー)」内で「いのかしら おでかけきっぷ」のデジタルチケットとしても発売されます。
4位: 「サザン」「泉北ライナー」特急券が100円〜300円 南海・泉北高速「メガ割」8月から
南海電気鉄道と泉北高速鉄道が2021年8月1日(日)〜10月31日(日)の期間限定で実施する、特急料金割引キャンペーンの話題です。「南海・特急チケットレスサービス」に会員登録している方限定で、一部の特急「サザン」「泉北ライナー」について、通常大人520円の特急料金を区間により100円・200円・300円に割り引く内容です。「サザン」は始発駅10時〜16時の全列車、「泉北ライナー」は和泉中央駅16時以降の「上り」列車限定と、多くの通勤利用は対象外となりますが、この安さはインパクト大です。対象のチョイスは、東武鉄道の特急列車で実施されている「午後割」「夜割」に近いという感想が寄せられました。
3位: 東海道・山陽新幹線 8月の臨時列車は大幅に少なく 「山陽」はお盆以外の運転取り止め
指定席発売が見合わされていた2021年8月1日(日)〜31日(火)の東海道・山陽新幹線の臨時列車について、JR東海・JR西日本は当初の計画を見直すことを発表しました。東海道新幹線では8月全体で666本の臨時列車が運転されますが、お盆期間(8月6日(金)〜17日(火))の定期列車を含む1日平均本数は345本で、計画の401本を大きく下回ります。山陽新幹線では、お盆期間の34本を除くすべての臨時列車が運転取り止めとなりました。
直近の利用状況を考慮したとのことで、新型コロナウイルス感染再拡大が影響しているようです。7月後半は臨時列車が多く設定され、輸送需要回復の兆しが見られましたが、再びの後退となります。
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