【週間TOP5】紅葉の日光へ東武が秋の夜行列車 京阪は減便ダイヤ 利用減少に早急対応

「[WTM]鉄道・旅行ニュース」で先週、最も読まれた記事をおさらい。2021年8月29日版の週間アクセスTOP5をカウントダウンします。

京阪本線墨染駅に停車中の京阪2600系電車(たろとれ/写真AC)
京阪本線墨染駅に停車中の京阪2600系電車(たろとれ/写真AC)

デルタ株の感染拡大で猛威を振るう新型コロナウイルスは、今年もお盆の帰省という日本の風物詩を奪いました。海水浴や夏フェスなども今までのようには楽しめないまま、夏は終わりに近づいています。ほどなくして秋の行楽シーズンが始まりますが、このまま厳しい状況が続くのでしょうか。各鉄道事業者からはおトクなきっぷや臨時列車のニュースが入ってきており、読者の皆さんの関心も高いようなんですが…。

5位: JR西日本の時差通勤ポイント 9時以降に拡大 ポイントも増量 「ICOCAでジサポ」見直し

通勤用ICOCA定期券の所持者向けに実施している時差通勤を促すサービス「ICOCAでジサポ」について、JR西日本は9月1日(水)から内容を見直します。まず、ポイント付与対象となる着駅の出場時間が15分前に拡大され、「9:00〜10:30」となります。また、1回ごとに貯まるポイント数が10ポイント増え「30ポイント」となります。現在は設定されている、毎月10回および15回利用時のボーナスポイントは廃止されますが、多くのケースで獲得ポイントは増加します。

JR西日本はこのほか、ICOCA定期券の購入者向けに別途キャンペーンを検討中とのこと。あの手この手の施策で「定期券離れ」防止と「密回避」を目指します。

JR西日本の時差通勤ポイント 9時以降に拡大 ポイントも増量 「ICOCAでジサポ」見直し

4位: 京王「高尾山湯ったりきっぷ」平日に通年発売 ケーブル・リフトに温泉・食事もセット

京王電鉄は、電車と高尾山ケーブルカー・リフトの往復乗車券に、日帰り温泉施設「京王高尾山温泉/極楽湯」の入浴とお食事がセットになったおトクなきっぷを2021年8月23日(月)から通年で発売します。新宿駅からのおねだんは3,220円(大人用のみ)で、個別に購入する場合と比べて1,000円以上おトクになります。さらに、「高尾山トリックアート美術館」など提携施設での割引特典も付いています。

発売は平日のみで、ハイシーズンとなるゴールデンウィーク、お盆、11月および年末年始は除外日となります。2020年12月〜2021年4月に期間限定で発売したところ、評判が良かったので通年発売に踏み切ったとのことです。

京王「高尾山湯ったりきっぷ」平日に通年発売 ケーブル・リフトに温泉・食事もセット

3位: 東武「日光紅葉夜行」 秋の日光へ臨時夜行列車 特急「リバティ」車両 2席利用プランも

東武鉄道は、早朝から奥日光の色鮮やかな紅葉を楽しみたい方のために臨時列車「日光紅葉夜行」を2021年10月に6日間運転します。最新鋭の特急「リバティ」500系車両による夜行列車は浅草駅を23:55に出発し、途中、北千住駅・春日部駅に停車し、終点の東武日光駅に到着後も車内で4時頃まで仮眠できます。駅前を4:30に出発する専用バスに乗り換えて中禅寺湖畔には早朝5時台に到着するので、混雑を避けて秋の大自然をゆっくりと満喫できます。

通常のきっぷは発売されず、東武トップツアーズの旅行商品として発売されます。1名で2席を専有できる「ゆったり2座席利用プラン」を選ぶと隣を気にせず安心して過ごせます。

東武「日光紅葉夜行」 秋の日光へ臨時夜行列車 特急「リバティ」車両 2席利用プランも

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