東京2020 カシマスタジアム競技日に臨時列車 JR東日本・鹿島臨海鉄道 帰りは深夜便も

JR東日本と鹿島臨海鉄道は東京2020オリンピック競技大会期間中、茨城県立カシマスタジアム(茨城県鹿嶋市)での競技開催日に臨時列車を運転します。

茨城県立カシマスタジアム最寄りの鹿島サッカースタジアム駅(ちゃんこちゃんこ/写真AC)
茨城県立カシマスタジアム最寄りの鹿島サッカースタジアム駅(ちゃんこちゃんこ/写真AC)

カシマスタジアムでのサッカー競技は、2021年7月22日(木・祝)・25日(日)・27日(火)・30日(金)・31日(土)および8月2日(月)・3日(火)・5日(木)の計8日間開催されます。東京2020大会組織委員会とJR東日本、鹿島臨海鉄道は、東京・千葉方面からは鹿島神宮駅でシャトルバスに乗り換え、水戸方面からは鹿島サッカースタジアム駅と、方向によって利用駅を分散する輸送計画を立てています。

JR東日本では、総武快速線・総武本線・成田線・鹿島線を経由する、東京・千葉方面からの観戦に便利な臨時列車「カシマスタジアム」号を各日程の試合時間に合わせて運転します。シャトルバスが発着する鹿島神宮駅に向かう列車は、東京駅始発が1日4〜5本運転されるほか、千葉駅・佐原駅始発の列車も設定されます。帰宅時間には、鹿島神宮駅発の東京駅直通列車が1日9本運転される(時刻表は下表を参照)ほか、一部の日程では佐原駅行・成田駅行列車も設定されます。なお、「カシマスタジアム」号のグリーン車は利用できません。

東京圏のJR各路線ではオリンピック期間中、通常の終電後に臨時列車が運転されますが、競技の終了時刻が遅い7月22日(木・祝)・25日(日)・27日(火)の3日間は特に、接続列車の有無に注意が必要です。「カシマスタジアム10号」(東京駅1:43着)は東京駅で山手線内回り(池袋駅行)に、「同16号」(東京駅2:16着)は山手線外回り(品川駅行)にそれぞれ接続する予定です。

鹿島臨海鉄道は各競技日に、スタジアムまで徒歩でアクセスできる鹿島サッカースタジアム駅に停車する大洗鹿島線の列車を運転し、水戸方面の観客輸送を担います(時刻表は下表を参照)。

会場方面では、水戸駅発 大洗駅行の定期列車1本が鹿島サッカースタジアム駅まで延長運転されるほか、鹿島神宮駅駅行の定期列車4本が鹿島サッカースタジアム駅に臨時停車します。帰宅時間には、鹿島サッカースタジアム駅始発の水戸駅行臨時列車が通常の最終列車より遅い時間帯も含めて3本運転されるほか、鹿島神宮駅始発の定期列車も一部が鹿島サッカースタジアム駅に臨時停車します。

【時刻表で解説】東京2020オリンピック 茨城カシマスタジアム競技日に臨時列車

大会組織委員会は、駅構内や駅から会場までの移動が混雑し、乗換案内の検索結果以上の所要時間を要することが見込まれるため、余裕を持ったスケジュールで来場するよう呼びかけています。