「WEST EXPRESS 銀河」四国・琴平へ初運行 「讃岐うどん」「骨付鳥」のおもてなしも

JR西日本とJR四国は、西日本エリアの魅力的な地域を結ぶ長距離列車「WEST EXPRESS 銀河」を初めて四国へ運行します。

JR西日本117系電車「WEST EXPRESS 銀河」(ゆー63/写真AC)
JR西日本117系電車「WEST EXPRESS 銀河」(ゆー63/写真AC)

2021年12月まで開催されている「四国デスティネーションキャンペーン」のクライマックスを飾る列車として運行されるものです。目的地は香川県の琴平駅で、沿線ではさまざまなおもてなしが準備されます。

新たな長距離列車「WEST EXPRESS 銀河」ツアーのご案内(提供: 日本旅行)

往路(下り)は2021年12月25日(土)に大阪駅(7:19発)から琴平駅(14:05着)まで、復路(上り)は12月26日(日)に琴平駅(15:32発)から大阪駅(22:02着)までそれぞれ運転されます。途中停車駅などでは特産品の販売や伝統芸能の披露、ご当地キャラなどによる利用者のお出迎えが予定されています(運転時刻とおもてなしの詳細は下表を参照)。

琴平駅では「讃岐うどん」「おいり」が振る舞われるほか、ご当地キャラ「こんぴーくん」や伝統の「こんぴらふねふねの舞」によるお出迎え・お見送りが行われます。琴平での滞在中は金刀比羅宮への昇殿参拝や、JR四国の観光列車「四国まんなか千年ものがたり」への乗車(12月26日(日))といったプランが提案されています。

また、復路の丸亀駅では停車時間を利用した丸亀城の立ち寄り観光が予定されており、ご当地グルメ「骨付鳥」の振る舞いや「本鷹かりんとう」などのプレゼントも用意されています。往路の岡山駅〜児島駅間、復路の児島駅〜岡山駅間では銀河グッズなどの車内販売も行われます。

今回の四国運行は、旅行会社が企画・実施する旅行商品として11月5日(金)15:00から先着順で発売開始されます。商品の詳細情報は、「WEST EXPRESS 銀河」特設サイトから11月2日(火)16:00以降にリンクする日本旅行の専用ページで告知されます。

【時刻表で解説】JR西日本・JR四国 「WEST EXPRESS 銀河」 四国へ初めて運行

「WEST EXPRESS 銀河」は多様性やくつろぎ、カジュアルをテーマにしたJR西日本の長距離列車で、あえて停車時間を設け、地域との連携によるおもてなしを提供するのも特徴です。2021年度グッドデザイン賞では「グッドデザイン・ベスト100」および特別賞の「グッドフォーカス賞〔地域社会デザイン〕」を受賞しました。

現在、紀南ルートを下り(京都駅発・新宮駅行)は夜行列車、上り(新宮駅発・京都駅行)は昼行列車として2021年12月22日(水)まで運行しています。2022年1月15日(土)〜2月27日(日)は山陽ルート(大阪駅〜下関駅間)を昼行列車として運行することが決定しています。