東海道新幹線4駅に「EXPRESS WORK」個室ブース 東京駅にビジネスラウンジも JR東海

JR東海は、東海道新幹線の乗車前後に利用できるビジネス環境を「EXPRESS WORK」のブランドで2021年12月1日(水)から展開します。

東京駅日本橋口付近に設置されている「EXPRESS WORK-Booth」(Katsumi/TOKYO STUDIO)
東京駅日本橋口付近に設置されている「EXPRESS WORK-Booth」(Katsumi/TOKYO STUDIO)

「EXPRESS WORK」は、駅構内や駅直結ビル等で利用シーンに合わせて選べる3種類のワークスペースの総称です。EXサービス(「エクスプレス予約」「スマートEX」)に入会(法人または個人会員)し、「EXPRESS WORK」専用サイトで会員登録を済ませた方が利用できます。JR東海はこれまでも駅や車内でシームレスに仕事ができる環境を整備してきており、今回の「EXPRESS WORK」は東海道新幹線の4駅(東京駅・名古屋駅・京都駅・新大阪駅)で12月1日(水)に同時開業します。

駅で周囲を気にせず仕事やWeb会議を行いたい方向けの個室ブース「EXPRESS WORK-Booth」は東京駅、名古屋駅、名古屋駅直上「JRセントラルタワーズ」、京都駅、新大阪駅の5か所に設置されます(詳細は下表を参照)。利用料金は20分につき275円の従量課金制で、専用サイトから施設と日時を選んで事前予約して利用します。

東京駅日本橋口に直結の「丸の内中央ビル」には、落ち着いた空間で仕事に集中できるラウンジ「EXPRESS WORK-Lounge」が開設されます。オープン席や個室などのほか、複数人での打ち合わせに便利な会議室も用意されており、いずれも料金は従量課金制(詳細は下表を参照)で、利用には専用サイトからの予約が必要です。

館内には無料で利用できる「コスタコーヒー」とウォーターサーバーが設置されるほか、キャッシュレスで菓子や飲料も無人販売されます。複合機サービスのほか、モバイルバッテリーや各種ビジネスサポートツールを貸し出す有料サービスも実施されます。新幹線車両に使用していた再生アルミや床材が内装に使用されているほか、新幹線沿線の静岡県富士市から提供された富士ヒノキの間伐材や端材「FUJI HINOKI MADE」も活用され、環境に配慮された空間となっています。12月1日(水)〜30日(木)の期間は、ラウンジを利用した方に地域デザインの「コカ・コーラ」スリムボトル3本セットが1日先着100名にプレゼントされる開業キャンペーンも実施されます。

【図表で解説】JR東海 東海道新幹線4駅に会員制ワークスペース「EXPRESS WORK」展開

また、ラウンジと同じフロアには、法人向けの家具付き小規模レンタルオフィス「EXPRESS WORK-Office」も設置されます。東京駅直上という立地を活かし、出張時の拠点や大企業のサテライトオフィスなどでの利用が見込まれています。机や椅子などの初期不要が不要で、入居者はラウンジで提供する各種無料・有料サービスも利用が可能です。賃料は月単位で、一時的な需要に応じた短期利用も可能としています。