目黒線奥沢駅に新駅舎と連絡デッキ 26日使用開始 新しい上りホームは3月12日から 東急

東急電鉄は、目黒線奥沢駅に建設を進めてきた新しい駅舎と連絡デッキの使用を2022年2月26日(土)から開始します。

目黒線で運行している東急3020系電車(MaedaAkihiko/Wikipedia, CC 表示-継承 4.0)
目黒線で運行している東急3020系電車(MaedaAkihiko/Wikipedia, CC 表示-継承 4.0)

今回、整備されるのは目黒駅方面改札口側の新駅舎と、日吉駅方面改札口側にある駅ビルと新駅舎を改札外で接続する連絡デッキです(詳細は下図を参照)。線路を挟んで南北にそれぞれ改札口を持つ奥沢駅ですが、駅としての一体感や統一感を感じられるよう、内装や外部仕上げなどに同一の素材が採用されています。また、閑静で落ち着いた奥沢駅周辺の街中に散見される木々のイメージを取り込み、温かみのある空間を目指して設計したとのことです。

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リニューアルされる駅ビル2階には、新たに飲食店(カフェ)が2022年度上期に開店する予定です。連絡デッキで南北をつなぐことで街の回遊性を向上させるとともに、駅の利用者や周辺住民の待ち合わせや憩いの場として駅ビルを利用してもらうことで街のにぎわいづくりにも貢献するとしています。

【写真で解説】東急 目黒線奥沢駅の新駅舎・連絡デッキ 2022年2月26日(土)営業開始

目黒線では2022年4月上旬から8両編成での営業が順次開始します。2023年3月予定の東急新横浜線開業までに、相鉄線内に乗り入れる東急電鉄保有の目黒線全26編成が8両編成化され、輸送力の増強による快適性向上が図られます。

奥沢駅でも目黒線の改良に合わせた各種改修工事が進められており、2022年3月12日(土)からは上り通過線および新設される上りホームの使用が開始されます。同日に実施されるダイヤ改正以降、朝ラッシュピーク前の一部急行列車が通過線を使用することにより所要時間の短縮が図られます。新しい上りホームには8両分のすべての乗降口にホームドアが設けられ、全範囲に上屋が整備されることで安全性と利便性が確保されます。