【週間TOP5】近鉄の夢洲直通は意外なメカで実現 今年の「ブルーリボン賞」に思うこと

先週「[WTM]鉄道・旅行ニュース」で最も読まれた記事をおさらい。2022年5月30日版の週間アクセスTOP5をカウントダウンします。

京阪3000系電車に連結のプレミアムカーは2022年「ローレル賞」を受賞(ポニー/写真AC)
京阪3000系電車に連結のプレミアムカーは2022年「ローレル賞」を受賞(ポニー/写真AC)

5位: 観光列車「ふたつ星4047」“海の見える駅”停車 1両まるごとラウンジ ビュッフェも設置

JR九州は、2022年9月23日(金・祝)に運行を開始する「ふたつ星4047(ふたつぼし よんまるよんなな)」について、運転日と運転時刻、停車駅を決定しました。

金・土・日・月曜と祝日を中心に運転します。長崎本線経由の午前便は小長井駅、大村線経由の午後便は千綿駅と、ホームから海が望める絶景駅に停車するのは見どころです。1両まるごと共用スペースの「ラウンジ40(よんまる)」も楽しみです。

4位: IR計画の夢洲から近鉄沿線へ 新技術で直通列車 「折りたたみ収納」集電装置を実用化へ

近畿日本鉄道(近鉄)は、統合型リゾート(IR)の整備が計画されている大阪市の人工島「夢洲(ゆめしま)」と沿線各地を直通で結ぶ列車の技術開発を進めています。

夢洲に延伸予定のOsaka Metro(大阪メトロ)中央線、けいはんな線から奈良線方面へ直接乗り入れるには、集電装置の違いという壁があります。開発していたメカニズムは「え、それで解決?」と思えるほど、意外にもシンプルな仕掛けでした。

3位: 新潟駅全線高架化 6月4日は工事運休・バス代行 特急「いなほ」代替で豊栄から臨時快速

JR東日本は、新潟駅付近の在来線高架化工事に伴い2022年6月4日(土)の終日、一部区間で列車を運休しバスによる代行輸送を実施します。

運休区間は信越本線の新潟駅〜越後石山駅間、白新線の新潟駅〜東新潟駅間で、新潟駅〜亀田駅・東新潟駅間でバス代行輸送が行われます。特急「いなほ」は運休となり、新潟駅〜豊栄駅間の代行バスと接続する臨時快速列車に置き換えられます。

2位: 「特別な夏」山梨観光キャンペーンで臨時列車多数 お座敷列車や「リゾートやまどり」

山梨県とJR東日本八王子支社は、県下市町村や交通・観光事業者などと連携して2022年7月1日(金)〜9月30日(金)に「山梨県特別観光キャンペーン」を開催します。

注目は、各方面から山梨県へ運転される臨時列車です。新宿駅・千葉駅・大宮駅からのお座敷列車「華」、勝田駅・高崎駅からの「リゾートやまどり」使用の臨時特急がスタンバイ。JR東海も臨時特急「ふじかわ・甲斐国」で開幕に華を添えます。

1位: 最優秀車両ブルーリボン賞に京急「Le Ciel」 ローレル賞は京阪プレミアムカーなど3形式

鉄道友の会は、最も優秀な車両と認めた2022年「ブルーリボン賞」に、京浜急行電鉄(京急)の新造車両1000形「Le Ciel(ル・シエル)」を選びました。

「L/C腰掛」や車内トイレなど、京急初の設備をふんだんに取り入れた1000形1890番台。「モーニング・ウィング号」や一般列車、貸切イベント列車までマルチにこなせる車両として開発され、京急のいい意味での独自路線は健在なようです。

優秀車両「ローレル賞」は、東京メトロの有楽町線・副都心線用17000系と半蔵門線用18000系、それに京阪電気鉄道3000系に新たに組み込まれた3850形「プレミアムカー」が受賞しています。

歴史あるブルーリボン・ローレル賞ですが、今年は東京メトロ車両を除き、既存形式の増備分にあたる車両が選ばれている点は気になります。受賞車両それぞれの完成度が高いことに異論はありませんが、選定対象の2021年は新型特急など、いわゆる華やかな車両のデビューがなく、選択肢の少なさがにじみ出ている感は否めません。昨今の鉄道会社が置かれている状況を鑑みても今後、選ぶのに困るほど出色の車両が各事業者から毎年コンスタントに出てくるのかなと、少しばかり心配になるラインナップでした。

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