「列車遅延でドリンク100円引」アプリで実証実験 状況に応じてクーポン配信 JR東日本

JR東日本はスマートフォンアプリを活用し、列車の運行状況などに応じてエキナカ店舗等の割引サービスを提供する実証実験を行います。

京浜東北・根岸線で運行しているJR東日本E233系電車(右)と山手線で運行しているE235系電車(kiss x7/写真AC)
京浜東北・根岸線で運行しているJR東日本E233系電車(右)と山手線で運行しているE235系電車(kiss x7/写真AC)

山手線・京浜東北線ユーザー必見

山手線と京浜東北・根岸線を対象に、2022年6月1日(水)〜7月31日(日)の期間限定で提供されます。専用の無料アプリ「Tokyo Nudge(トウキョウ ナッジ)」をインストールし、期間中に対象路線を週2日以上利用することが参加の条件となります。列車を使って移動しているかどうかは、位置情報や運動データといったスマートフォンの行動情報をもとにアプリが判断します。配信されるクーポンは山手線、京浜東北・根岸線沿いの「New Days」「ベックスコーヒーショップ」「STATION WORK」といったエキナカ店舗・施設で利用できます(対象路線の路線図とクーポン例は下図を参照)。

随時実施されるアンケート回答も参考に、行動情報や運行状況などに応じてクーポンを配信することが、利用満足度や購買行動にどのような変化を及ぼすかの調査が行われます。例えば、対象路線の利用時に列車が5分以上遅延していた場合、その場でタイムリーにクーポンが配信されます。また、22時以降に対象路線を利用した場合は翌朝8時にクーポンを配信するといった、利用条件に応じた各種パターンも試され、今後のサービス向上に向けた検証が行われます。なお、アプリのダウンロード数が一定数に達した場合、新規のダウンロードできなくなるとのことです。

【路線図で解説】JR東日本 列車の運行状況などに応じた割引サービスの実証実験

今回、活用されるアプリは、スイスに本社を置くスタートアップ企業Axon Vibe社との提携により開発されました。同社は5か国に約100名の従業員を有しており、人々の移動パターンを観察して質の高い生活に結びつける「行動経済学」を活かしたシステム制作を得意としています。公共交通機関向けのソリューション事例も豊富で、ドイツ鉄道(DB)や米・ニューヨーク州都市交通局(MTA)などへの納入実績があります。

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