大阪駅へ「はるか」「くろしお」で特急通勤を ダイヤ改正 きのくに線時刻表パターン化

JR西日本は2023年3月18日(土)にダイヤ改正を実施し、新たに開業する「大阪駅(うめきたエリア)」地下ホームに特急「はるか」「くろしお」が乗り入れるほか、きのくに線などで普通列車の運転体系を見直します。

特急「はるか」で運行しているJR西日本281系電車「ハローキティ はるか」ラッピング列車(KKiSM/Photolibrary)
特急「はるか」で運行しているJR西日本281系電車「ハローキティ はるか」ラッピング列車(KKiSM/Photolibrary)

期間限定“プラス390円”で利用可

新大阪駅と大阪環状線を結ぶ東海道支線はまもなく移設・地下化され、ダイヤ改正日に大阪駅の一部となる地下ホームが開業します。このホームには特急「はるか」60本、「くろしお」36本が停車し、従来の快速電車と比べ、大阪駅から関西国際空港や和歌山方面への所要時間が大幅に短縮します。

特急は通勤時間帯にも高頻度で運転され、朝7時〜9時台には関空・和歌山方面から8本が大阪駅に到着、夕方18〜20時台には10本が大阪駅から関空・和歌山方面へ向けて発車します。また、特急「はるか」2本が新たに日根野駅・和泉府中駅に停車し、大阪駅方面行は10:00頃まで、日根野駅方面行は17:30頃以降のすべての「はるか」が両駅に停車するようになります。

JR西日本は大阪駅地下ホームの開業を機に、必ず座れる特急列車の通勤利用が増えることを期待しています。期間限定で「すわっていこかキャンペーン」を開催し、対象区間の特急列車の普通車指定席が一律390円(大人用のみ)で利用できる「e5489」専用の特急券「J-WESTチケットレス390」を発売します。2023年3月20日(月)〜4月28日(金)の間の平日乗車分が対象で、おトクなキャンペーンを集中的に行うことで利用の定着を図ります(通勤時間帯に大阪駅(うめきたエリア)を発着する特急列車の運転時刻など詳細は下の図表を参照)。

【時刻表で解説】JR西日本 2023年3月18日(土)ダイヤ改正 和歌山エリア

和歌山駅から全方面わかりやすい時刻に

和歌山エリアでは、きのくに線・紀勢本線の普通列車について、昼間時間帯の和歌山駅の発車時刻がわかりやすくなります。ダイヤ改正後の和歌山駅の発車時刻表では、箕島駅・御坊駅方面は毎時0分と30分、和歌山市駅行は毎時45分に統一されています。

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地上約300mからの絶景へスムーズに入場できる!ハルカス300(展望台)前売り入場券 | 吹き抜けとなっている58階の天空庭園では、夏はBBQ、冬はこたつに入ってご飲食をお楽しみいただけるカフェレストランも併設しています。
地下鉄御堂筋線「なんば駅」から「天王寺駅」約6分/地下鉄御堂筋線「梅田駅」から「天王寺駅」約15分/地下鉄御堂筋線「新大阪駅」から「天王寺駅」約21分
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(提供:アソビュー!)

2022年3月に行われた前回のダイヤ改正では、昼間の阪和線「紀州路快速」と和歌山線び発車時刻がおおむね統一されました。今回はそれに追随するもので、和歌山駅を基準として全方面のダイヤがパターン化されることになります。

そのほか、きのくに線の昼間の普通列車では、和歌山駅〜箕島駅間の折り返し列車2往復が湯浅駅まで延長運転される一方、紀伊田辺駅〜御坊駅間では1往復分の減便が行われます。阪和線では、夕時間帯に日根野駅始発の普通電車1本が区間短縮され、熊取駅始発に改められます。

また、王寺駅で大和路線から和歌山線へ乗り継ぐ際の接続改善も実施されます。昼間に奈良駅方面行の大和路快速が到着後、高田駅方面の和歌山線列車が発車するまでの時間が拡大され、余裕を持って乗り換えができるようになります。