“並んでも座れません” 「のぞみ」全席指定席に 年末年始・GW・お盆は自由席なしで運行

JR東海とJR西日本は東海道・山陽新幹線の「のぞみ」について、この冬から「年末年始」「ゴールデンウィーク(GW)」「お盆」の3大ピーク期に自由席を設定せず、「全席指定席」で運行することを決めました。

東海道・山陽新幹線で運行しているJR東海・JR西日本N700S(マイペイ/写真AC)
東海道・山陽新幹線で運行しているJR東海・JR西日本N700S(マイペイ/写真AC)

ピーク期の「自由席」は定時運行の妨げに

3大ピーク期の東海道・山陽新幹線は、日にちや時間帯によって早い段階で指定席が満席になり、始発駅以外の駅から乗車する場合には着席や乗車がし難い状況です。指定席を予約できなかった方は自由席の乗車待ちのためホームに長時間並ぶ必要があり、自由席の乗降に時間がかかって列車の遅れにつながることもしばしばです。

それらの問題の解決策が、「のぞみ」の全席指定席化というわけです。今年度の年末年始、2023年12月28日(木)〜2024年1月4日(木)の期間から運用を開始します。

16両編成の「のぞみ」に3両に設定されている自由席を指定席に変更することにより、1列車あたりで提供する指定席が約2割増え、より多くの方が予約して着席できるようになるとしています。自由席車両に長く待つ必要もなくなり、乗降がスムーズになって列車の定時運行にもつながると期待されています。

「のぞみ」が運行を開始したのは1992年(平成4年)3月ですが、現在のように一部自由席で運行されるようになったのは2003年(平成15年)10月のダイヤ改正からです。実施日は限定されますが、約20年ぶりに全席指定席での運行が復活することになります。

(東海道・山陽新幹線「のぞみ」など各列車の指定席・自由席号車を示す編成表など詳細は下の図表を参照)

【図表で解説】東海道・山陽新幹線「のぞみ」など各列車の指定席・自由席号車を示す編成表

自由席特急券でもデッキ立席ならOK

全席指定席の期間中、自由席特急券や新幹線定期券「FREX・FREXパル」など、自由席のみ乗車できるきっぷをお持ちの方は、普通車のデッキなどに立席で利用する場合に限って「のぞみ」に乗車することができます。もし、「のぞみ」の指定席に着席した場合、所定の指定席特急料金が必要となります。

期間中も、「のぞみ」以外の列車(「ひかり」「こだま」「みずほ」「さくら」)には通常通り自由席が設定されます。これらの列車の自由席が混雑してきた場合には、自由席特急券等をお持ちの方に「のぞみ」の立席利用を案内することもあるとしています。また、大規模な輸送障害が発生した場合などには、「のぞみ」を全席自由席で運行することもあるとのことです。

ピーク日には、東京駅〜新大阪駅間の「のぞみ12本ダイヤ」の活用や、東海道・山陽新幹線を直通する列車の増発など、これまで以上に多くの列車・座席を用意するとのことです。また、比較的予約しやすい前後の日を選べば、シーズン別特急料金により安く利用できる場合もあるので、日程をずらしての旅行を検討するよう呼びかけています。

今後の運用ですが、2024年度以降の3大ピーク期もおおむね今年度の年末年始と同様の取り扱いにするとのことです。具体的な実施日や内容については、実施した結果や年度ごとの曜日配列、それに伴う利用動向などを加味して都度決定するとしています。

なお、東海道・山陽・九州新幹線のネット予約「EXサービス」では、2023年10月1日(日)のサービス拡充により、1年後までの指定席が予約できるようになります。例えば、10月1日(日)の時点で、今年度の年末年始や来年のGW、お盆の指定席まで確保でき、さらに指定席を利用しやすい環境が整うとしています。

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