【特集】JR西日本ダイヤ改正 京阪神地区は「通勤特急」拡充と終電繰り上げ

「らくラクはりま」は新大阪へ、大久保駅にも停車

2019年3月18日にデビューし、JR神戸線の大阪駅〜姫路駅間で上下各1本運行されている特急「らくラクはりま」。定期券とチケットレスサービスを併用する客が定着してきたとし、2020年7月6日からは全車指定席で運転されています。2021年3月13日(土)のダイヤ改正では、上下ともに運転区間を新大阪駅まで延長し、新幹線との乗り継ぎをスムーズにします。

「らくラクはりま」「こうのとり」に使用されるJR西日本289系特急電車
「らくラクはりま」「こうのとり」に使用されるJR西日本289系特急電車

また、「らくラクはりま」が新たに大久保駅に停車します。朝の新大阪駅行には、大阪方面行の普通列車から同じホームで乗り換えできるようにするとのことで、特急が止まらない駅からの利用も便利になりそうです。新快速列車が停車しない大久保駅が特急停車駅に選ばれたのは異例ですが、この駅には周辺のニュータウンから通勤客を運ぶ路線バスが集積しており、「通勤特急」としての存在感をアピールするには格好のトピックと言えそうです。

【路線図で解説】JR神戸線 特急列車

西宮名塩駅はお帰りも特急で

JR宝塚線の西宮名塩駅は、現行ダイヤでは朝時間帯に3本の新大阪駅行特急「こうのとり」が停車しています。今回のダイヤ改正では、夕方〜夜時間帯の新三田駅方面行「こうのとり」3本(19号・21号・23号)が新たに西宮名塩駅に停車するようになります。西宮名塩駅は住宅開発と並行して1986年に開設された駅で、駅とニュータウンを結ぶ斜行エレベーターがあることでも有名です。やはりこちらでも、有力なベッドタウン立地を「通勤特急」でカバーしたいJR西日本の戦略が垣間見えます。

【路線図で解説】JR宝塚線 特急列車

次ページ: コロナ禍より前から予告されていた終電繰り上げ