【週間TOP5】芸備線の存廃は自治体しだい? 同じ飛行機で連続10便ずっと一緒に飛べる

「World Transit Maps [WTM]」で先週、最も読まれた鉄道・旅行ニュースをおさらい。2021年6月20日版の週間アクセスTOP5をカウントダウンします。

芸備線備後落合駅に停車中のJR西日本キハ120形気動車(Katsumi/TOKYO STUDIO)
芸備線備後落合駅に停車中のJR西日本キハ120形気動車(Katsumi/TOKYO STUDIO)

9つの都道府県に出されていた緊急事態宣言が6月20日(日)をもって解除となります。宣言発令時、自治体等から各鉄道業者への要請があり、多くの路線で終電時刻の繰り上げや減便ダイヤが実施されてきました。宣言解除にあわせて実施が終了となるものもあれば、昨今の情勢を踏まえて当分の間継続されるものもあり、鉄道業界の対応は混沌としています。当サイトの記事や、各事業者の公式サイト等で最新情報のアップデートをお願いいたします。そして今週、最も注目を集めたのは中国地方のローカル線、今にもほどけそうな「横糸」にまつわる記事でした。

5位: 大阪メトロが磁気連絡定期券をICカードに集約 南海・泉北高速なども一部除き発売終了

Osaka Metro(大阪メトロ)・南海電気鉄道・泉北高速鉄道は、一部を除く他社との連絡定期券について磁気定期券による発行をやめ、ICOCAなどIC定期券に一本化します。Suica・PASMOの飛躍的な普及によりICカード化が進んだ関東圏と比較し、関西圏はICへの置き換えスピードが遅いと言われてきました。ところが、2021年3月17日をもって京阪電気鉄道がすべての磁気定期券の発行を取り止めるなど、事業者の積極的な取り組みが目立つようになりました。磁気券を取り込んで読み取る自動改札機は、機械部品の交換費用やメンテナンス代が馬鹿にならないという話もあり、コスト削減効果も期待していると思われます。

大阪メトロが磁気連絡定期券をICカードに集約 南海・泉北高速なども一部除き発売終了

4位: 相模線は2021年秋、宇都宮線・日光線は2022年春 JR東日本が新型車両「E131系」投入

房総・鹿島エリアで2021年春に新規導入されたE131系車両が活躍の場を広げ、東京都心からやや離れたローカル輸送における標準車両としての地位を固めようとしています。製造から約30年以上経過した通勤車両205系を置き換えるための投入で、房総のE131系に設置されているクロスシートは採用されず、全ロングシートとなります。一つ気になるのは1編成あたりの両数です。相模線の新型車両は現在と同じ4両編成ですが、宇都宮線・日光線向けは3両編成で、現行の205系4両編成から1両減らされます。おそらく現在の輸送実績にあわせた結論かと思いますが、車内の混雑度合いがどうなるのか、少し心配です。

相模線は2021年秋、宇都宮線・日光線は2022年春 JR東日本が新型車両「E131系」投入

3位: 10,000円で連続10便 飛行機に乗りっぱなしの1日 天草エアライン「乗るだけ運賃2021」

熊本県の地域航空会社、天草エアラインが2021年8月に10日間実施する「乗るだけ運賃2021サマー」(10,000円)は、天草空港を7:40に出て、同じ飛行機に10便搭乗して19:45に帰ってくるという利用条件を課した運賃です(8便コースもあり)。その間は熊本、大阪、福岡そして天草の各空港を点々とし、観光もできずにほとんどの時間が空の上となると、見る人によっては「苦行」でしかないでしょう。しかし、過去にチャレンジした人の記録を読んでみると、1日まるまる空の旅を実に楽しんでいるようすが伺えます。ただ、お尻が痛くなることと、食事のタイミングの難しさは悩みどころのようです。

10,000円で連続10便 飛行機に乗りっぱなしの1日 天草エアライン「乗るだけ運賃2021」

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