4年ぶり通常開催! 早起きして「博多祇園山笠」へ JR・西鉄・福岡地下鉄が早朝臨時列車

JR九州、西日本鉄道と福岡市交通局は、伝統行事「博多祇園山笠」の最終日を飾る「追い山笠」の開催時刻に合わせ、2023年7月15日(土)早朝に各方面からの臨時列車を運転します。

地下鉄空港線・箱崎線で運行している福岡市交通局2000系電車(ninochan555/写真AC)
地下鉄空港線・箱崎線で運行している福岡市交通局2000系電車(ninochan555/写真AC)

15日はクライマックスの「追い山笠」

博多祇園山笠の始まりには諸説ありますが、鎌倉時代の1241年、町民が担ぐ施餓鬼棚(せがきだな)に乗った臨済宗の僧、聖一国師が疫病退散を願い、町中に祈祷水を撒いて清めたのが起源説が一般的です。戦国時代に焼け野原となった博多の復興にあたった豊臣秀吉は、現代の区画整理に当たる「太閤町割り」を命じ、これが舁(か)き山笠の構成集団「七流(しちながれ)」につながっています。

新型コロナウイルス感染症の拡大以降、開催見送りや行事縮小が続いた山笠ですが、今年は4年ぶりに通常通り開催されます。博多・福岡地区の商業施設などには、趣向を凝らした豪華な飾り山笠が7月1日(土)から一般公開されます。神事はほぼ毎日行われますが、スケジュールの後半になると各流の舁き山笠が走り出し、威勢の良い舁き手の「おっしょい」のかけ声が博多の町に響きわたります。

そして、7月15日(土)はクライマックスとなる追い山笠です。午前4:59の一番山笠を皮切りに、舁き山笠が次々と博多の総鎮守、櫛田神社に入って奉納を終えると、徐々に空が明るくなる博多の町へと飛び出していきます。この追い山笠が無事に終わると博多の夏が始まるとも言われており、まさに博多の風物詩として定着しています。

(博多祇園山笠「追い山笠」開催日に運転されるJR九州・西鉄・福岡市地下鉄の臨時列車など詳細は下の図表を参照)

【時刻表で解説】博多祇園山笠「追い山笠」開催日に運転されるJR九州・西鉄・福岡市地下鉄の臨時列車

大牟田・柳川方面からの臨時列車を新設

追い山笠をコース沿道から見物し、迫力を間近で感じたい方のために、JR九州は博多駅に早朝4時前後に到着する臨時列車を5本運転します。うち1本は、門司港駅始発の臨時特急「きらめき91号」で、グリーン車・指定席各1両と自由席6両を連結した8両編成で運転します。

残りの4本は「博多山笠号」の愛称が付いた普通列車です。鹿児島本線の門司港駅・荒木駅発、福北ゆたか線の直方駅発でそれぞれ博多駅まで運転されるほか、筑肥線の筑前前原駅から地下鉄空港線に直通運転する福岡空港駅行も設定されます。

西鉄の追い山笠早朝臨時列車は、天神大牟田線に急行・普通を各1本、貝塚線に普通2本の合計4本です。天神大牟田線の臨時列車は従来、花畑駅が始発とされてきましたが、今年は大牟田・柳川方面からも利用できるよう、うち1本が新設の大牟田駅始発となります。この臨時列車は西鉄柳川駅で別列車への乗り換えが必要となり、花畑駅までは各駅停車、以降は急行列車として主要駅に停車します。

また、山笠を盛り上げるため、4本の臨時列車の福岡方先頭車両には、山笠をモチーフにした2種類のヘッドマークが今回初めて設置されます。

福岡市地下鉄では、7月15日(土)午前3時台から空港線・箱崎線・七隈線の全線でおおむね10〜20分間隔の臨時列車を運転します。追い山笠コースの見どころには祇園駅や呉服町駅のほか、七隈線延伸により3月27日(月)に開業した櫛田神社前駅からもアクセスできます。

通常開催となる山笠の気運を高めるため、中洲川端駅に設置している「山笠コーナー」のデザインは、2022年の一番山笠をデザインした写真へと置き換わります。また、山笠期間中はヘッドマークやステッカーで装飾した「走れ! 山笠号」1編成が空港線・箱崎線を運行し、追い山笠当日の臨時列車に運用される可能性もあるとのことです。

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