【特集】JR東日本2021年3月ダイヤ改正 「湘南」デビューと首都圏終電繰り上げ

中央方面では2020年3月、終電時刻まで快速運転を行うことで所要時間を短縮するダイヤ改正を行いましたが、2021年3月のダイヤ改正では高尾駅行・豊田駅行・武蔵小金井駅行終電ともに30分程度繰り上がります。1時を過ぎても電車が走り「終電が遅い路線」として知られていた中央線ですが、改正後は0時台ですべての運転が終了します。青梅線・武蔵野線・南武線・横浜線などでも終電繰り上げが行われ、奥多摩駅行終電は立川駅発時刻が37分早くなります。

【路線図で解説】JR東日本 首都圏終電繰り上げ(中央方面)

東海道方面では、東海道線・横須賀線・京浜東北線・根岸線・南武線・横浜線で終電繰り上げが実施されます。東海道線・横須賀線の終電は現行と同じ時刻ですが、小田原駅行から平塚駅行へ、逗子駅行から大船駅行へと、それぞれ運転区間が短縮されます。京浜東北線・根岸線は一部区間で初電の繰り下げも行われます。

【路線図で解説】JR東日本 首都圏終電繰り上げ(東海道方面)

ところで、最終新幹線から乗り継いで到達できる区間が2021年3月のダイヤ改正により一部狭くなります。東海道新幹線の最終「のぞみ64号」(現行ダイヤ、新大阪駅21:24発)から新横浜駅・品川駅・東京駅の各接続駅で乗り継いだ場合、青梅線(西立川駅〜青梅駅)、南武線(中野島駅〜稲城長沼駅)、横須賀線(東逗子駅〜久里浜駅)、常磐線(天王台駅・取手駅)の各区間には到達できなくなることが告知されています(JR線のみを乗り継いだ場合)。また、東北・上越・北陸新幹線からの乗り継ぎのにおいても、同様に到達できなくなる区間が発生します。

次ページ: 房総ローカルに新型車両「E131系」登場