JR東海は、2021年夏期間に計画している臨時列車の指定席発売を当分の間、見合わせます。
新幹線および在来線で計画している7月1日(木)〜9月30日(木)の期間の臨時列車については、市販の時刻表に掲載されていますが、新型コロナウイルスの影響により運休する可能性があります。発売を見合わせる臨時列車については、今後の状況を踏まえて運転するかどうかを判断し、決まり次第改めて告知するとしています。なお、定期列車については、一部の列車を除いて通常どおり指定席発売が行われます。
東海道新幹線では、安心して利用してもらえるよう余裕をもった列車本数とし、十分な輸送力を確保するとしています。夏の期間全体で32,130本(1日平均349本)、お盆期間(8月6日(金)〜17日(火))には4,807本(1日平均401本)の列車が運転されます。お盆期間や連休、休前日など、利用が集中する時間帯を中心に1時間あたり最大12本の「のぞみ」号を運転する「のぞみ12本ダイヤ」が実施される予定です。
また、最新型車両N700Sで運転する列車の一部について、運転時刻が発表されています(時刻表は下表を参照)。全席に電源コンセントが設置されるなど快適性・利便性が向上したN700S車両は、東京駅〜名古屋駅・新大阪駅間の「のぞみ」「ひかり」「こだま」号上下各9本に運用される予定です(2021年春期間と同列車)。
在来線の臨時列車はお盆期間を中心に運転されます。中央本線の特急「(ワイドビュー)しなの」は名古屋駅〜松本駅間に計20本、高山本線の特急「(ワイドビュー)ひだ」は名古屋駅〜高山駅間に計16本、関西本線・紀勢本線の特急「(ワイドビュー)南紀」は名古屋駅〜紀伊勝浦駅間に計20本の臨時列車が運転される予定です。定期列車については、利用状況にあわせて車両数を増やすことで、多くの座席が用意されるとのことです。