折尾駅の高架化完成へ 改札外乗り換えが解消 JR九州ダイヤ改正 福間に特急9本新規停車

JR九州は2022年3月12日(土)にダイヤ改正を実施し、在来線では特急列車の停車駅追加や最終普通列車の時刻繰り上げなどを実施します。

特急「きらめき」「かもめ」などで運行しているJR九州787系電車(マイペイ/写真AC)
特急「きらめき」「かもめ」などで運行しているJR九州787系電車(マイペイ/写真AC)

鹿児島本線の福間駅には現在、朝・夕通勤時間帯に一部の特急「ソニック」「かもめ」「きらめき」が停車しています。駅の利用客が増加しているとのことで、利便性向上のため停車回数が増加します。福間駅に停車する特急列車の本数は平日・土休日とも、朝の博多駅方面行が5本増え改正後は7本に、夕方〜夜間の小倉駅方面行が4本増え12本となります(運転時刻は下表を参照)。

一方、23時以降の深夜時間帯は利用が減少しているとして、山陽本線の小倉駅発・下関駅行最終列車の時刻が見直されます。現行ダイヤでは小倉駅23:53発ですが、改正後は23:42発に11分繰り上げとなります(運転時刻は下表を参照)。

そのほかのJR九州管内の特急・快速・普通列車に変更はありません。1日あたりの特急列車の運転本数(平日)は243本で現行と変わりません。快速・普通列車は2,616本で現行から6本減ですが、これは拠点駅を境に別列車として扱われていた2本の列車を1本に統合するなど、計上方法の変更によるもので、実際の運転本数に変更はないとのことです。

【時刻表で解説】JR九州 2022年3月12日(土)ダイヤ改正 在来線の改正概要

ところで、JR九州と北九州市により折尾駅周辺の連続立体交差事業が進められてきましたが、折尾駅の高架化工事が2022年3月12日(土)に完成します。従来は鹿児島本線と筑豊本線が駅部で立体交差していましたが、周辺線路のルート切り替えならびに横並びの高架ホームへの集約が段階的に実施されてきました。今回、鹿児島本線と筑豊線を結ぶ短絡線の地平線路とホームが移設され、すでに高架化されている鹿児島本線および筑豊本線(福北ゆたか線)ホームと同じ高さに揃えられます。

現在、短絡線のA・Bのりばには専用改札口(鷹見口)が設けられており、新駅舎から約200m離れているためいったん改札を出て乗り換える必要があります。工事完成に伴いA・Bのりばと鷹見口改札は廃止され、高架ホーム(1・2番のりば)の使用が開始されます。これにより、短絡線経由の列車と鹿児島本線・福北ゆたか線の列車は改札内の連絡通路からスムーズに乗り換えができるようになります(線路・ホーム配置図は上図を参照)。

なお、鹿児島本線(水巻駅方面)と福北ゆたか線(東水巻駅方面)の相互乗り換えのために黒崎駅まで行って折り返した場合でも、折尾駅〜黒崎駅間の往復運賃がかからない特例制度が設けられています。この取り扱いは2022年3月11日(金)をもって終了し、今後、両線は折尾駅で乗り換えるよう案内されます。

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