【週間TOP5】秩父鉄道 急行料金まさかの無料化 関西圏のJR特急料金は「ワンコイン」

今週「[WTM]鉄道・旅行ニュース」で最も読まれた記事をおさらい。2022年3月6日版の週間アクセスTOP5をカウントダウンします。

特急「はるか」で運行しているJR西日本281系電車(s************************m/写真AC)
特急「はるか」で運行しているJR西日本281系電車(s************************m/写真AC)

5位: 秩父鉄道 急行「秩父路」 当分の間料金無料に PASMO導入記念 通常210円の急行券不要

秩父鉄道は交通系ICカード「PASMO」のサービスを開始することを記念して、急行「秩父路号」の急行料金無料化を実施します。

通常は「急行料金券」が必要な列車ですが、PASMO導入日の2022年3月12日(土)から当分の間、乗車券のみで利用できるようになります。予想外のありがたいキャンペーンで、急行料金の減収分を跳ね返すくらい乗客が増えることを願っています。

秩父鉄道 急行「秩父路」 当分の間料金無料に PASMO導入記念 通常210円の急行券不要

4位: 50%割引も 房総方面と「成田エクスプレス」特急券 最大3万ポイントが当たる JR東日本

JR東日本は房総方面と成田空港方面の在来線特急列車において、割引率が45%・50%となるチケットレス特急券を期間・区間限定で発売します。

割引率が拡大するのは、乗車時刻の直前まで購入できる「えきねっとトクだ値(チケットレス特急券)」です。この商品の利用者を対象に、利用回数に応じて最大3万ポイントのJRE POINTが抽選で当たるキャンペーンも併せて開催されます。

50%割引も 房総方面と「成田エクスプレス」特急券 最大3万ポイントが当たる JR東日本

3位: 土佐くろしお鉄道ダイヤ改正 ごめん・なはり線減便 中村・宿毛線は最終特急の行先変更

土佐くろしお鉄道は2022年3月12日(土)にダイヤ改正を実施し、中村・宿毛線では運転時刻の変更、ごめん・なはり線では運転本数の削減などを実施します。

中村・宿毛線の上り最終特急列車は運転区間が縮小され、高松駅行から高知駅行に変更となります。JR四国のダイヤ改正による深夜帯の見直しが要因ですが、中村・宿毛線から高松駅方面への最終列車が約2時間繰り上がるのは残念なところです。

土佐くろしお鉄道ダイヤ改正 ごめん・なはり線減便 中村・宿毛線は最終特急の行先変更

2位: 10月運賃値下げと連動 区間運転の普通を大増発 北総線ダイヤ改正 上り終電繰り下げも

北総鉄道は2022年2月26日(土)にダイヤ改正を実施し、運賃値下げの趣旨に合わせた普通列車の増発や、最終列車の一部繰り下げを行いました。

「日本一高い鉄道」の汚名を返上すべく、2022年10月から運賃値下げされる北総線。沿線内利用を活性化させたいという値下げの目的に沿うかたちで、新鎌ヶ谷駅〜印西牧の原駅(一部は印旛日本医大駅)間の短区間に普通列車が増発されます。

10月運賃値下げと連動 区間運転の普通を大増発 北総線ダイヤ改正 上り終電繰り下げも

1位: 500円で快適通勤「J-WESTチケットレス500」 新快速Aシートは全席指定席に JR西日本

JR西日本は、関西エリアの在来線特急列車で「チケットレスサービス」を拡充するとともに、通常よりさらにおトクに利用できる期間限定商品を発売します。

チケットレスの中でも割引率の高い「J-WESTチケットレス」の設定区間は、北近畿エリアの福知山駅・東舞鶴駅、和歌山エリアの紀伊田辺駅まで拡大されます。さらに平日のみ期間限定で500円均一の「J-WESTチケットレス500」が設定されます。

500円で快適通勤「J-WESTチケットレス500」 新快速Aシートは全席指定席に JR西日本

ダイヤ改正日の2022年3月12日(土)から5月末まで展開される「すわっていこかキャンペーン」の目玉商品で、例えば、大阪駅〜姫路駅間なら通常の指定席特急料金(通常期)1,520円に対し、67%オフの500円で購入できます(乗車券は別途必要)。新型コロナウイルス感染拡大による「密を避けたい」需要を追い風に、特急列車の利用者層を通勤客に広げたいJR西日本の攻勢が目立っています。利用区間が長いほどおトクな「ワンコイン」特急券はインパクト抜群で、当記事も大きく注目されました。