3月開業「東急新横浜線」に新横浜始発列車 ダイヤ改正で東横線・目黒線の通勤が変化

東急電鉄は、新横浜駅〜日吉駅間の「東急新横浜線」が新たに開業する2023年3月18日(土)にダイヤ改正を実施し、東横線・目黒線に新横浜駅方面への直通列車を新設するなど、運行体系を大幅に変更します。

目黒線などで運行している東急5080系電車(Katsumi/TOKYO STUDIO)
目黒線などで運行している東急5080系電車(Katsumi/TOKYO STUDIO)

東海道新幹線は新横浜乗り換えがスムーズ

東急新横浜線のすべての列車は、東横線または目黒線へと直通運転します。東横線直通列車は東京メトロ副都心線を介して東武東上線方面へ、目黒線直通列車は都営三田線および、東京メトロ南北線・埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線方面へと足を伸ばします。また、同日に開業する相模鉄道の相鉄新横浜線(羽沢横浜国大駅〜新横浜駅間)と新横浜駅を介して相互乗り入れが行われ、広域的な鉄道ネットワークが形成されます。

東急新横浜線には朝通勤時間帯で1時間あたり最大16本、日中時間帯は1時間あたり6本の列車が走行します。すべての列車は、新規開業する途中の新綱島駅に停車します。相鉄線との直通運転を基本としつつも、新横浜駅で折り返し運転を行う列車もあり、朝ラッシュ時は最大で毎時5本、日中は毎時2本の列車が新横浜駅始発(すべて目黒線直通)になります。

相鉄・東急の新横浜駅から東海道新幹線へは、歩行者デッキを通って徒歩約6〜10分で乗り換えできます。新横浜駅までは相互乗り入れ先も含めて広範囲から直通列車でアクセスできるようになり、できるだけ乗り換えの手間を省きたい利用者にとっては期待の新ルートです。

JR東海は新幹線のダイヤ改正を同日に実施し、早朝時間帯に新横浜駅始発(6:03発)の臨時「のぞみ491号」(新大阪駅8:06着)を新たに設けます。この列車を使うと、従来の東京駅・品川駅始発の「のぞみ」利用に比べて10〜16分早く新大阪駅に到着でき、相鉄・東急沿線から中部・関西方面へのビジネスや日帰り旅行がより便利になります(ダイヤ改正後の主な駅の時刻表、早朝の東海道新幹線への乗り換え例など詳細は下の図表を参照)。

【時刻表で解説】東急 2023年3月18日(土)ダイヤ改正 東急新横浜線・東横線・目黒線

朝の通勤は菊名より新横浜が便利?

東横線では、現行ダイヤで主に朝・夕通勤時間帯に設定されている菊名駅始発・終着の各駅停車が運転取り止めとなり、新横浜駅方面の急行に置き換えられます。このため、通勤時の東横線は全体に対する急行の運転比率が高まり、駅によっては乗車機会が減少します。

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JR「桜木町駅」東口 徒歩1分
横浜市営地下鉄ブルーライン「桜木町駅」北1口 徒歩1分
運河パーク駅
横浜高速鉄道みなとみらい線「馬車道駅」4出口(万国橋口) 徒歩7分
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ダイヤ改正を機に朝通勤時間帯の始発列車がほぼ消滅する菊名駅と比べ、新横浜駅からは目黒駅方面の始発列車が利用できるなど、利便性で優位な面もあります。新横浜駅にはJR横浜線のほかに横浜市営地下鉄ブルーラインも乗り入れており、東急新横浜線経由という新たな通勤ルートが利用者に意外と早く定着するかも知れません。

なお、日中時間帯に東横線・東急新横浜線の急行が1時間あたり2本設定されますが、これは現行ダイヤからの純増となります。この増発分と入れ替わりに、横浜駅方面の急行のうち毎時2本については副都心線との直通が取り止められ、渋谷駅折り返しとなります。2008年6月の副都心線開業以来、渋谷駅始発の下り急行列車は日中では初めての設定で、東急新横浜線開業による隠れた副産物と言えます。

目黒線は、現在の終端駅である日吉駅から運転区間を延長するかたちで急行と各駅停車が東急新横浜線に直通します。すべての目黒線上り列車が始発で運転されている日吉駅ですが、ダイヤ改正後も朝通勤時間帯は1時間あたり最大10本の始発列車が確保されます。

また、奥沢駅の改良工事により通過専用の上り線路が2022年3月に新設されましたが、所要時間短縮を目的に本格活用されるようになります。現行の朝通勤時間帯の上り列車は、武蔵小山駅で急行と各駅停車が相互に乗り換えできるパターンが基本となっています。ダイヤ改正後は原則として、奥沢駅に停車中の各駅停車を急行が通過線から追い越すパターンに改められます。また、奥沢駅・武蔵小山駅の両方で各駅停車を追い越す急行が6本設定され、現行ダイヤと比べて日吉駅〜目黒駅間は最大5分速達化します。