今週「[WTM]鉄道・旅行ニュース」で最も読まれた記事をおさらい。2022年2月20日版の週間アクセスTOP5をカウントダウンします。
5位: 七尾線 特急「能登かがり火」と普通列車減便 最終列車繰り上げも JR西日本ダイヤ改正
JR西日本は2022年3月12日(土)にダイヤ改正を実施し、北陸エリアの在来線では特急列車および七尾線普通列車の運転本数などが見直されます。
特急「能登かがり火」は上下各1本が削減され1日4往復体制となり、金沢駅からの七尾駅行最終列車は時刻が40分以上繰り上がります。夜のダイヤが等間隔でわかりやすくなるとのことですが、減便の「副産物」でもあり少し微妙なところです。
七尾線 特急「能登かがり火」と普通列車減便 最終列車繰り上げも JR西日本ダイヤ改正
4位: 「イブニング・ウィング号」品川21:05が最終に 京急ダイヤ改正 土休日12両快特が増加
京浜急行電鉄(京急)は2022年2月26日(土)にダイヤ改正を実施し、利用状況に合わせて現行ダイヤの運転本数・時刻・列車種別等を一部見直します。
23時台までラインナップされていた品川駅発の座席指定列車「イブニング・ウィング号」ですが、ダイヤ改正で2時間近く早じまいとなります。残業や飲み会の減少が響いていると思われますが、急激な行動変容は「副作用」が大きい気がします。
「イブニング・ウィング号」品川21:05が最終に 京急ダイヤ改正 土休日12両快特が増加
3位: 浅草線「エアポート快特」・新宿線「急行」縮小 都営地下鉄などダイヤ改正 終電変更も
東京都交通局は、行動変容に伴う利用状況の変化を踏まえ、都営地下鉄全線ならびに日暮里・舎人ライナーのダイヤ改正を実施します。
都営浅草線内で一部の駅を通過する「エアポート快特」は、1時間あたりの本数が現行の3本から1〜2本に削減されます。都営新宿線の急行列車も多くが各駅停車化され、こちらは1時間あたり3本から「1日数本」レベルに減らされるようです。
浅草線「エアポート快特」・新宿線「急行」縮小 都営地下鉄などダイヤ改正 終電変更も
2位: 名古屋地区の中央線8両編成に統一 315系も運転開始 JR東海ダイヤ改正 ライナーは減便
JR東海は2022年3月12日(土)にダイヤ改正を実施し、在来線では中央線で編成両数を変更するほか、各方面で深夜時間帯の運転時刻見直しなどを実施します。
名古屋駅〜中津川駅間の中央線は乗車位置が編成両数ごとに異なりますが、終日8両編成化されわかりやすくなります。一方、現行で10両編成中心の朝通勤時間帯は輸送力不足が起きないよう、ホームライナーは減便、普通列車は増発されます。
名古屋地区の中央線8両編成に統一 315系も運転開始 JR東海ダイヤ改正 ライナーは減便
1位: 山陰線 鳥取〜益田間 一部除き快速運転取り止め JR西日本ダイヤ改正 終日にわたり減便
JR西日本は2022年3月12日(土)にダイヤ改正を実施し、山陰エリアでは特急列車の運転日見直し、普通・快速列車の運転本数見直しなどを行います。
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山陰本線には鳥取駅〜米子駅・出雲市駅間に「とっとりライナー」、米子駅〜益田駅間に「アクアライナー」という名の快速列車が運転されています。ダイヤ改正で各駅停車化または運転取り止めが行われ、ほぼすべての快速列車が消滅します。
山陰線 鳥取〜益田間 一部除き快速運転取り止め JR西日本ダイヤ改正 終日にわたり減便
以前「青春18きっぷ」で山陰方面を旅した際、どちらの快速列車にもお世話になりました。鉄道業界は厳しい状況で、多少の速達サービスは切り捨てて地域輸送の持続性を考える局面であることは理解しています。快速列車に合わせて旅程を組むことを楽しみ、乗ってからも少し得した気分になったあの感覚はもう味わえないようです。主語は「新型コロナウイルス」なのか「コロナ禍」なのか釈然とせず、問い詰めることもできませんが、世の中から奪うものが多すぎやしませんかね。