【週間TOP5】あの折尾駅「珍しくない」高架駅に 北の大地の普通列車がどんどん新車化

今週「[WTM]鉄道・旅行ニュース」で最も読まれた記事をおさらい。2022年2月13日版の週間アクセスTOP5をカウントダウンします。

JR北海道H100形気動車(中村 昌寛/写真AC)
JR北海道H100形気動車(中村 昌寛/写真AC)

5位: 北上線 利用少ない2駅 全列車通過のまま廃止 JR東日本ダイヤ改正 秋田発「いなほ」減便

JR東日本は2022年3月12日(土)にダイヤ改正を実施し、秋田エリアでは運転時刻のパターン化、利用の少ない駅の廃止などを行います。

奥羽本線の湯沢駅〜秋田駅間ではパターンダイヤが導入され利用しやすくなります。北上線の平石駅と矢美津駅は冬季の12月1日〜3月31日において全列車通過扱いとされていますが、このまま列車が停車することなく廃止の日を迎えます。

北上線 利用少ない2駅 全列車通過のまま廃止 JR東日本ダイヤ改正 秋田発「いなほ」減便

4位: 美祢線など最終列車19時台に JR西日本ダイヤ改正 広島深夜着「のぞみ」との接続を改善

JR西日本は2022年3月12日(土)にダイヤ改正を実施し、広島・山口エリアの在来線では新幹線との接続改善や運転本数・運転区間の見直しを実施します。

広島駅に23時台に到着する東京駅からの新幹線「のぞみ」が増やされることに伴い、在来線では接続列車の増便や時刻調整が行われます。昨今の情勢を受け、全国各地で深夜の減便や最終列車繰り上げが行われている中で異例のケースと言えます。

美祢線など最終列車19時台に JR西日本ダイヤ改正 広島深夜着「のぞみ」との接続を改善

3位: 折尾駅の高架化完成へ 改札外乗り換えが解消 JR九州ダイヤ改正 福間に特急9本新規停車

JR九州は2022年3月12日(土)にダイヤ改正を実施し、在来線では特急列車の停車駅追加や最終普通列車の時刻繰り上げなどを実施します。

かつて鹿児島本線ホームの下を筑豊本線がくぐる珍しい立体交差構造だった折尾駅。すでに両線ホームは高架となり、短絡線のみが今も地平を走っています。高架化工事の完成により、現在の短絡線のりばと「鷹見口」は使用中止となります。

折尾駅の高架化完成へ 改札外乗り換えが解消 JR九州ダイヤ改正 福間に特急9本新規停車

2位: 磐越西線パターンダイヤ化 喜多方直通列車は分断 JR東日本 仙石線の土休日は別時刻に

JR東日本は2022年3月12日(土)にダイヤ改正を実施し、南東北エリアの在来線では仙石線および磐越西線の運転ダイヤを全面リニューアルします。

磐越西線は郡山駅の発車時刻が毎時15分に揃えられるなどわかりやすさ重視のダイヤになる一方、系統分離により会津若松駅〜喜多方駅間の電車による運行は終了します。仙石線は昼間の運転間隔が15分から基本20分に広がるのが少し残念です。

磐越西線パターンダイヤ化 喜多方直通列車は分断 JR東日本 仙石線の土休日は別時刻に

1位: 根室線・石北線にH100形30両投入 接続を改善 JR北海道ダイヤ改正 利用少ない7駅廃止

JR北海道は2022年3月12日(土)にダイヤ改正を実施し、札幌都市圏以外の普通列車では新型車両の投入による速達化、利用の少ない駅の廃止などを行います。

新型の電気式気動車H100形が今回導入されるのは、根室本線の新得駅〜帯広駅〜釧路駅間および石北本線の旭川駅〜上川駅間です。従来のキハ40形気動車に合わせたダイヤが刷新され、普通列車の速達化と列車同士の接続改善が図られます。

根室線・石北線にH100形30両投入 接続を改善 JR北海道ダイヤ改正 利用少ない7駅廃止

宗谷本線では東風連駅が最寄りの高校の近くに移設され、名称も「名寄高校」駅に変更され再スタートを切ります。函館本線の流山温泉駅をはじめ道内計7駅が廃止されるなど経費削減も同時に進められますが、快適性と利便性の向上によるローカル輸送の改善は想像以上のスピードで進んでいるようです。