「くろしお」は3本に1本が運休
京都・大阪と和歌山・南紀方面を運行する特急「くろしお」も運転本数が見直されます。2月1日(月)からは、下り「くろしお」5・9・15・19・23・31号、上り「くろしお」8・14・18・28・30・34号の計12本の列車が京都・新大阪駅〜白浜駅・新宮駅間の全区間で当分の間運休となります。また、上り「くろしお」12号は、新大阪駅〜京都駅間が区間運休となり、新宮駅〜新大阪駅間のみの運転となります(図表を参照)。
新大阪駅〜和歌山駅間で現行一日あたり36本運転されている「くろしお」ですが、2月1日(月)からは24本のみの運転となります(運休率33%)。
JR西日本では、今回運休が決まった列車のきっぷをすでに持っている方に対しては、無手数料で変更または払い戻しをおこなうとしています。また、今後の利用状況等により運転計画をさらに変更し、運休列車が増える可能性もあるとしています。
新型コロナウイルス対策の特措法にもとづく緊急事態宣言の対象区域に、1月14日(木)から京都府・大阪府・兵庫県も加わりました。輸送需要はどこまで落ち込むのか、停滞はいつまで続くのか、鉄道事業者は気をもみながら事態を見守るしかないのが現状のようです。