(12月22日)本文と図表の日付に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。
西武鉄道は2023年3月18日(土)にダイヤ改正を実施し、新宿線・拝島線では朝ラッシュ時間帯に上りの有料座席指定列車を新設するほか、特急列車の運転時刻変更などを実施します。
拝島線全駅から乗車可能
今回のダイヤ改正のテーマには「より快適な通勤を目指して」が掲げられており、別途料金で着席が保証される優等列車を中心として充実が図られます。
大きな変更点は、座席指定列車「拝島ライナー」で初めてとなる上り運転の開始です。2018年3月に新設された拝島ライナーは、平日および土休日の夕・夜時間帯に西武新宿駅〜拝島駅間で下り列車のみが運転しています。都心への通勤・通学・お出かけから拝島線沿線への帰りにゆったり座って利用できると好評で、朝の通勤・通学にも利用したいという要望が多く上がっていたとのことです。
上り拝島ライナーは、平日ダイヤのみ拝島駅を6:28、8:00に発車する2本が設定され、終点の西武新宿駅にはそれぞれ7:20、8:52に到着します。拝島線のすべての駅から乗車でき、小平駅から降車専用駅の高田馬場駅まではノンストップで運転します。使用車両は下り列車と同様、クロスシート配置や電源コンセント、無料Wi-Fiの設備を持つ「40000系」です。指定席料金や、指定券の発売方法については決まり次第、告知するとのことです。
新宿線では、特急レッドアロー「小江戸号」についても、平日朝通勤時の利便性が向上します。上り列車の運転本数は現行から変わりませんが、現行よりも通勤混雑のピーク時間帯に近い時刻にシフトされ、おおむね等間隔での運転となるよう調整されます。併せて、朝時間帯では西武新宿駅8:37発の下り特急列車が1本増発されます(拝島ライナー、特急列車の運転時刻など詳細は下の図表を参照)。
急行・準急の運転区間を延長
一般列車では、平日ダイヤの朝通勤時間帯に田無駅始発で設定されている上り準急列車2本の運転区間が延長され、新所沢駅始発となります。拝島線では、平日朝に玉川上水駅始発の上り各駅停車1本が増発されるほか、玉川上水駅発・拝島駅行の早朝下り列車も新たに設定されます。
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また、平日夕・夜時間帯の下り方面では、新所沢行の急行・準急列車の一部が本川越駅行となるほか、玉川上水駅行の列車はすべて拝島駅まで運転区間が延長します。これに伴い、下り拝島ライナーが小平駅で接続する新宿線列車をすべて本川越駅行とし、ライナー利用機会の増加を図ります。なお、夕方以降の各駅停車については、一部の列車で運転区間の短縮が発生します。
土休日ダイヤでは、8両編成で運転している急行・準急列車について、一部が10両編成に増強されます。